2011年5月23日月曜日

明日退院

短い闘病生活も、明日でおわりみたいです。

明日の朝、最後の点滴で手の針ともサヨナラ。
(今日も紆余曲折あり、左手の甲におちついた)

これからまた夜の点滴。がんばろ。

2011年5月22日日曜日

急きょ入院の巻 その2

自分は血管が非常に細く、
昔から多くの看護師らを泣かせてきたものだ。
(いや、正しくは泣かされてきたのだった)

点滴と血液検査のたびに、3回刺し間違いされるなんてザラ。
それでも最終的には右肘関節の内側部分で丸く収まる。

が、入院中は、関節に刺すのはNGらしい。
今回も両手の甲に一個ずつ刺されたうえで、利き手の手首の横という、微妙なポイントに針を固定された。

こうして、起きている間じゅうずっと点滴を打ってる。
トイレまでつれてく。どこ行くのにもつれてく。
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おかげで、熱は下がったし痛みも引いてる。
点滴くんのおかげ。

でもやっぱり、手首しんどいわ。
ありがたいけど、はやくさよならしたい。点滴くん。

急きょ入院の巻

ガガーン。
風邪がこじれて、急性扁桃腺炎(悪性)で昨日入院。

はじめての入院食...これがうわさの!
喉が痛かったので、五分粥食だったのですが。
味気ない! もとい、味がない!!

今日、お昼から通常のご飯にもどしてもらいました。
筑前煮に卵豆腐に味噌汁。
あら、なかなかいけるじゃないの。

いずれにせよ、旦那の差し入れ、梅ゆかりが抜群の威力を発揮したことはいうまでもなし。

2011年5月15日日曜日

益子またいくよ


春の益子の陶器市にきたのは、今年で二回め。

今回訪れたのは、5日の陶器市最終日でした。
あいにくの曇り空だったけれど、たくさんのひとで賑わっていました。

今回は、丼や焼き魚用の皿など、300〜500円の手ごろな量産品の器を中心に購入。
あとは、作家ものとしてご飯茶碗とスープボウル、
旦那用のマグカップを買いました。



これは、お尻がかわいくて買ったスープボウル。
お味噌汁から野菜スープまで、毎日重宝してます。

益子にくる前、Twitterで、益子もまた東北大震災の被害にあい、
商品が数多く破損し、窯もたくさん崩れたと聞いていました。
テントで器を売っていた、若い窯元の三代目に
震災の影響について話を聞いてみたところ、

「うちも、祖父の時代に使われていた登り窯が
くずれてしまいました。
ここらの登り窯はほぼ全滅ですね」

ふと、さみしげな表情。

商品もかなり壊れてしまったけれど、
なんとか、あるもので陶器市に出展したんです、とのこと。

がんばってください、また来ますと伝えると
「ありがとうございました。
どうぞ楽しんでいってください」
日焼けした肌に白い歯をみせ、
笑顔で見送ってくれました。


こうして、わが家につれかえってきた
益子焼の器たち。
益子焼は土が柔らかく欠けやすいので、
扱いは慎重に。

震災を力強く乗り越えようとする
陶芸の里の思いごと、
ていねいにていねいに使っていきたいと思います。

2011年5月10日火曜日

ブス会の密度

連休序盤にみた、『ブス会』( http://busukai.com/index.html )。
私にとって、東京で初めて観る舞台だった。

ストーリーの説明は省くけれど、
女と女の笑顔のうしろにある
じりじりとした嘘と緊張感が
リトルモア地下の、せまいせまい空間で、
喉がカラカラになるほど、濃厚に描かれていた。
使い古された感のある妙にリアルなセット、
女優らの声の自然さ、
どれも、この観客との近くて密な距離感の上で
成り立つ表現なんだなと。

舞台との一体感なんて悠長なものじゃなくて、
その圧迫感のある空気感に、見ているこっちが、
うっすら汗をかくような感じ。

女は共感の生き物だというけれど、
ある意味、演劇という半強制的なコンテクストによって、
女としての共感を強いられているというか。
目を背けたいものに、知らず知らずひっぱられていくような感覚。
そして、ラストは登場人物たちの懺悔、ものすごいカタルシスが待っていた。

序盤からの緊張感と圧迫感、ラストに迎える安堵と開放感。
これが、この演劇の仕掛けなのではないかな。。と勝手に妄想。

どうやら、男と女で受け取り方はちがうようで、
同じく、演劇経験値の低い夫は
ずっと居心地の悪さを感じていたといっていた。

「いつだって、腹にイチモツかかえているの」
そんなブスな心をちょっとでも持ってる女性なら
きっと楽しめるんじゃないかな。