2011年5月15日日曜日

益子またいくよ


春の益子の陶器市にきたのは、今年で二回め。

今回訪れたのは、5日の陶器市最終日でした。
あいにくの曇り空だったけれど、たくさんのひとで賑わっていました。

今回は、丼や焼き魚用の皿など、300〜500円の手ごろな量産品の器を中心に購入。
あとは、作家ものとしてご飯茶碗とスープボウル、
旦那用のマグカップを買いました。



これは、お尻がかわいくて買ったスープボウル。
お味噌汁から野菜スープまで、毎日重宝してます。

益子にくる前、Twitterで、益子もまた東北大震災の被害にあい、
商品が数多く破損し、窯もたくさん崩れたと聞いていました。
テントで器を売っていた、若い窯元の三代目に
震災の影響について話を聞いてみたところ、

「うちも、祖父の時代に使われていた登り窯が
くずれてしまいました。
ここらの登り窯はほぼ全滅ですね」

ふと、さみしげな表情。

商品もかなり壊れてしまったけれど、
なんとか、あるもので陶器市に出展したんです、とのこと。

がんばってください、また来ますと伝えると
「ありがとうございました。
どうぞ楽しんでいってください」
日焼けした肌に白い歯をみせ、
笑顔で見送ってくれました。


こうして、わが家につれかえってきた
益子焼の器たち。
益子焼は土が柔らかく欠けやすいので、
扱いは慎重に。

震災を力強く乗り越えようとする
陶芸の里の思いごと、
ていねいにていねいに使っていきたいと思います。

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