春の益子の陶器市にきたのは、今年で二回め。
今回訪れたのは、5日の陶器市最終日でした。
あいにくの曇り空だったけれど、たくさんのひとで賑わっていました。
今回は、丼や焼き魚用の皿など、300〜500円の手ごろな量産品の器を中心に購入。
あとは、作家ものとしてご飯茶碗とスープボウル、
旦那用のマグカップを買いました。
これは、お尻がかわいくて買ったスープボウル。
お味噌汁から野菜スープまで、毎日重宝してます。
益子にくる前、Twitterで、益子もまた東北大震災の被害にあい、
商品が数多く破損し、窯もたくさん崩れたと聞いていました。
テントで器を売っていた、若い窯元の三代目に
震災の影響について話を聞いてみたところ、
「うちも、祖父の時代に使われていた登り窯が
くずれてしまいました。
ここらの登り窯はほぼ全滅ですね」
ふと、さみしげな表情。
商品もかなり壊れてしまったけれど、
なんとか、あるもので陶器市に出展したんです、とのこと。
がんばってください、また来ますと伝えると
「ありがとうございました。
どうぞ楽しんでいってください」
日焼けした肌に白い歯をみせ、
笑顔で見送ってくれました。
こうして、わが家につれかえってきた
益子焼の器たち。
益子焼は土が柔らかく欠けやすいので、
扱いは慎重に。
震災を力強く乗り越えようとする
陶芸の里の思いごと、
ていねいにていねいに使っていきたいと思います。
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